ジェフ・ワード/本名ジェフリー・ウォード(Jeffrey Ward)
スコットランド出身のAMAレジェンドライダーであり、ジェッペル愛好家。
1980年代後半のAMAスーパークロス及びAMAナショナルに於いて、RJとデコボココンビを組み数多くのレースを席巻した。特に1987年はワードが2度目のスーパークロスタイトルを取りRJが2位なったかと思えば、ナショナルではRJが1位でワード2位と言う有様。この二人に割って入れるのは調子が良いときのロン・ラシーンぐらいのものであった。
RJとコンビを組む際は主にツッコミ役。
あの手この手の変幻自在なライン取りでちょっとボケッと走ると直ぐにツッコンで来る。
カワサキ重興業所属
その体格故にバイクを寝かす時間を極力減らし瞬間的に向きを変えるライディングを好んだ。また他のライダーが走らないラインを積極的に採用し自身のアドバンテージとすることもあった。
AMAナショナルに於いて125・250・500ccのタイトルを獲得した三冠王でもある。
モトクロス引退後はモタード・インディー・スーパートラックなどに挑戦。43歳でAMAスーパーモタード選手権でチャンピョンシップ獲得となんでもやるジェッペル愛好家である。
近年ではジョウ・シモダのトレーニング・コーチを一時期行っていた。
1999年にオートバイの殿堂入り
2006年にアメリカモータースポーツ殿堂入り
戦績
AMAモトクロス/スーパーモタード
1984年 AMA125ccナショナルモトクロスタイトル
1985年 AMAナショナル250ccモトクロスおよびスーパークロスのタイトル
1987年 第2回AMAナショナル250ccスーパークロス選手権で優勝
1988年 2度目のAMAナショナル250ccモトクロスタイトルを獲得
1989年 AMAナショナル500ccモトクロス選手権で優勝し、AMAナショナルモトクロスの主要タイトルをすべて獲得した史上初のライダーになる
1990年 AMAナショナル500ccモトクロス選手権で2年連続優勝
2004年 43歳でAMAスーパーモタードチャンピオンシップを獲得
2006年 45歳でX-Gamesスーパーモタードチャンピオンシップを獲得
2006年 AMAスーパーモタードチャンピオンシップ(2番目のタイトル)を獲得
2008年 47歳でX-Gamesスーパーモタードチャンピオンシップを獲得(2番目のタイトル)
インディレーシングリーグ
1997年 インディアナポリス500で初戦で3位に終わり、IRLシーズンポイントランキングで30位に終わる
1998年 フェニックスIRLレースでキャリア初のポールポジションを獲得し、上位5位までの入賞4回フィニッシュし、IRLシーズンポイントランキングでキャリアベスト6位を獲得
1999年 インディアナポリス500でキャリアベストセカンドを終え、上位5位までの入賞3回、IRLシーズンポイントランキングで11位に終わる
2000年 インディアナポリス500で4位に終わり、上位5位までの入賞2回、IRLシーズンポイントランキングで11位に終わる
2001年 上位5位までの入賞2回、IRLシーズンポイントランキングで11位に終わる
2002年 テキサスモータースピードウェイでブームタウン500を獲得し、インディアナポリス500で9位、上位5位までの入賞2回、IRLシーズンポイントランキングで11位でフィニッシュ
ルーカスオイルオフロードレーシングシリーズ