「シンコー株式会社 モーターサイクルタイヤ」は日本のタイヤメーカー(http://www.shinko-ltd.co.jp/motorcycle/)\\ 横浜ゴム株式会社(https://www.y-yokohama.com/)が二輪用タイヤ事業から撤退する際、その生産資産を譲り受ける形でスタートした。そのため、ヨコハマ時代のタイヤパターンに良く似た製品が多いが、現在はオリジナルパターンの製品も徐々に増えてきた。\\ ラリー界に於いては同社の「216MX」が特に人気が高く、近年の上位入賞者の装着率が高くなっている。これはタイヤの性能に加え、低価格で入手できることが大きな要因となっている。ラリーに於いてはフロントタイヤは2日で1本、リアタイヤに至っては1日1本を消費する。例えば6日間のレースであった場合、9本ものタイヤを短期間で消費してしまうことになる。国内の場合、ほぼ全員がプライベーターであることもあって、安くそこそこ使えるタイヤに人気が集中することは致し方ないと言える。\\ 実際の評価としてはコントロール性の良さが上げられるが、フルバンクさせた場合の絶対的なグリップ感ではミシュランなど海外製品の方が評価が高い。国産製品の中では最もクセがなく、舗装路を含む全ての路面状況に対してオールマイティーな性能を発揮する。\\ フロント用にラインナップされたファットサイズ(90/100-21 54R)は近年特に人気が高く、フロントタイヤのみチョイスする選手も散見される。